検査項目解説
検査名 | 尿素呼気試験/ユービット |
英検査名 | Urea Breath Test |
検体基準範囲 | 呼気:20分値(2.5‰以下) |
測定法 | GC-MS |
基準範囲出典 | 1.Talley NJ, Vakil NB, Moayyedi P: American gastroenterological association technical review on the evaluation of dyspepsia. Gastroenterology 2005;129:1756-1780 |
解説 |
UBTはヘリコバクター・ピロリ菌の持つ強力なウレアーゼ活性を利用して胃粘膜内のピロリ菌を間接的に検出する方法で、非観血的方法であること、点の検査でなく胃粘膜全体の面の検査であることからピロリ菌診断の最も信頼出来る方法である。臨床的には胃潰瘍、十二指腸潰瘍が既に明らかな場合、非観血的なピロリ菌の証明や除菌治療の治療効果判定に有用である。除菌療法の成否判定は除菌後8週以降が望ましい。 陽性(呼気):ヘリコバクター・ピロリ感染症 |