検査項目解説
検査名 | 赤痢アメーバ抗体/抗赤痢アメーバ抗体 |
英検査名 | Entamoeba Histolytica Antibody/Anti-Entamoeba Histolytica Antibody |
検体基準範囲 |
血清分離後直ちに測定するか、-20℃以下で凍結保存する。 血清:陰性(100倍未満) |
測定法 | IFA |
基準範囲出典 |
1.Bruckner DA: Amebiasis. Clin Microbiol Rev 1992;5:356-369 2.小林正規,前田卓哉,竹内 勤:赤痢アメーバ.日本臨牀 63(増刊):277-279,2005 |
解説 |
抗赤痢アメーバ抗体はヒトに病原性を有するEntamoeba histolyticaに対する抗体で、陽性を示せば赤痢アメーバが人体組織内、特に肝に進入していることを示している。アメーバが腸内にとどまっている状態では抗体価は低い。臨床的には肝腫大、発熱等から肝膿瘍を疑う場合に用いる。 陽性(血清):腸外アメーバ症(アメーバ性肝膿瘍など)、腸アメーバ症 |