検査項目解説
検査名 | α1-グロブリン |
英検査名 | α1-Globulin |
検体基準範囲 |
検体は速やかに測定するか、冷蔵保存する。 血清:2.0~3.0% |
測定法 | セルロースアセテート膜電気泳動法 |
基準範囲出典 |
1.伊藤 喜久:Medical Technology 39(3):278-284,2011 2.平山 千里 他:血漿タンパク質 構造・機能・病態:36-41,1979 3.Kyle RA, Katzmann JA, Lust JA, Dispenzieri A: Clinical indications and applications of electrophoresis and immunofixation. In Manual of Clinical Laboratory Immunology. Sixth edition. Edited by NR Rose, RG Hamilton, B Detrick. Washington DC, ASM Press, 2002 pp 66-70 4.木村 聡ほか:血清総蛋白と蛋白分画,A/G比.medicina 42:122-125,2005 |
解説 |
血清をセルロースアセテート膜電気泳動すると得られる5分画の一つで、蛋白染色し、各分画の相対値をデンシトメーターで算出する。 高値(血清):肺癌、ホジキンリンパ腫、白血病、溶血性尿毒症症候群、うつ病、潰瘍性大腸炎 低値(血清):ウイルス性肝炎、急性型肝炎、α1-アンチトリプシン欠損症、痛風 |