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検査項目解説

検査名 ムンプスウイルス抗体/ムンプスウイルスIgG/ムンプスウイルスIgM/抗ムンプスウイルス抗体
英検査名 Mumps Virus Antibody/Anti-Mumps Virus Antibody
検体基準範囲 検体は速やかに測定するか、冷凍保存する。
血清:EIA捕捉法IgM(0.80抗体指数未満 陰性)、EIA個想法IgG(2.0EIA価未満 陰性)、HI(8倍満)、NT,CF(4倍未満)
測定法 EIA、HI、NT、CF
基準範囲出典 1.中山 哲夫:医学と薬学 42(2):303-306,1999
2.杉下 知子 他:医学と薬学 28(2):325-334,1992
3.厚生省監修:微生物検査必携 ウイルス・クラミジア・リケッチア検査第3版 第1分冊:48-61,1987
4.内田 立志 他:川崎医学会誌 35(2):139-145,2009
5.Harmsen T, Jongerius MC, van der Zwan CW, et al: Comparison of a neutralization enzyme immunoassay and an enzyme-linked immunosorbent assay for evaluation of immune status of children vaccinated for mumps. J Clin Microbiol 1992 Aug;30(8):2139-2144
6.Hodinka RL, Moshal KL: Childhood infections. In Essentials of Diagnostic Virology. Edited by GA Storch. Churchill Livingstone, New York. 2000, pp 168-178
7.Hviid A, Rubin S, Muhlemann K: Mumps. Lancet 2008 Mar;371(9616):932-944
8.Hodinka RL, Moshal KL: Childhood infections. In Essentials of Diagnostic Virology. Edited by GA Storch. Churchill Livingstone, New York, 2000, pp 168-178
9.庵原俊昭:流行性耳下腺炎(ムンプス).日本臨牀 65(増刊):380-383,2007
解説 ムンプスウイルスは髄膜炎、脳炎、膵炎、心筋炎、睾丸炎、卵巣炎、ムンプス難聴など重篤な疾患を発症する病原ウイルスである。特に中枢神経の合併症による後遺症は発症すれば治療は困難である。臨床的には耳下腺や顎下腺の腫脹を見た場合に測定が必要となる。診断は急性期には感染後数日で診断可能なIgM抗体を検出するか、ペア血清でIgG抗体の優位な上昇で判断する。また、ムンプス髄膜炎では髄液中のIgG抗体が91%の患者で高値になるとされている。
陽性(血清):ムンプス

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