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検査項目解説

検査名 サイトケラチン8・サイトケラチン18総量(尿)/尿中膀胱癌抗原
英検査名 Cytokeratin 8/Cytokeratin 18/Cytokeratin 8-18
検体基準範囲 検体採取後速やかに測定する。
尿:16ng/mgCr
測定法 EIA
基準範囲出典 1.新井京子ほか:膀胱癌診断における尿中UBC測定値の腫瘍マーカーとしての有用性の検討─尿中NMP22,BTAおよび尿細胞診との有用性の比較.泌尿器外科 22:567-574,2009
解説 サイトケラチン8とサイトケラチン18は細胞骨格を形成するフィラメントの構成蛋白のひとつで、上皮組織に由来する癌細胞内に高濃度で存在する。このため、尿路上皮膀胱癌では尿中濃度が上昇する。臨床的には尿路上皮膀胱癌で92.8%の高い有病正診率を有し、膀胱癌マーカーであるNMP22に比べ正診率が高いので、膀胱腫瘍の診断に用いられる。
高値(尿):腎盂尿管癌、膀胱移行上皮癌、尿路感染症、尿路結石、尿道癌、非小細胞肺癌

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