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検査項目解説

検査名 マイコプラズマ抗原/マイコプラズマ抗原遺伝子検査
英検査名 Mycoplasma Antigen
検体基準範囲 検体は滅菌容器に採取し、速やかに測定するか、凍結保存する。
咽頭ぬぐい液:陰性
気管支肺胞洗浄液:陰性
測定法 PCR、FA、免疫クロマト法
基準範囲出典 1.Waites KB, Taylor-Robinson D: Mycoplasma and Ureaplasma. In Manual of Clinical Microbiology. Edited by J Versalovic, K Carroll, G Funke, et al: ASM Press, Washington, DC, 2011, pp 970-985
2.Jensen JS, Heilmann C, Valerius NH: Mycoplasma pneumoniae infection in a child with AIDS. Clin Infect Dis 1994;19:207
3.Daxboeck F, Krause R, Wenisch C: Laboratory diagnosis of Mycoplasma pneumoniae infection. Clin Microbiol Infect 2003;9:263-273
4.Waites KB, Talkington DF: Mycoplasma pneumoniae and its role as a human pathogen. Clin Microbiol Rev 2004;17:697-728
5.蔵田 訓ほか:感染症診断の迅速化をめざして─感染症検査のPOCTを中心に.マイコプラズマ肺炎.臨床と微生物 34(増刊):547-551,2007
解説 マイコプラズマは小児から若年成人にかけて上気道炎、気管支炎、肺炎を起こす病原体で、4年おきに流行を繰り返す傾向がある。抗体による診断は急性期と発症後2~4週後のペア血清を用いるが、迅速診断が必要な場合はPCRによる抗原検出が必要になる。臨床的にはペニシリン系やセフェム系の抗菌薬が効かない肺炎を見た場合に、マイコプラズマ肺炎と診断できれば、マクロライドやニューキノロンなどの有効な薬剤が選択出来るという利点がある。
陽性:マイコプラズマ肺炎

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