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検査項目解説

検査名 ソマトスタチン
英検査名 Somatostatin/Somatotropin-Release Inhibiting Factor
検体基準範囲 トラジロール加EDTA血漿を検体とし、速やかに測定するか、凍結保存する。
血漿:1.2~12pg/mL
測定法 RIA
基準範囲出典 1.最新 臨床検査項目辞典 医歯薬出版株式会社 2008
解説 ソマトスタチンは下垂体からの成長ホルモンの分泌を抑制する因子で、中枢神経系、末梢神経系、甲状腺、消化管などに広く分布している。成長ホルモンのほかTSH、インスリン、グルカゴン、ガストリンなどの分泌抑制のほか胃酸分泌、胆嚢収縮や膵外分泌などを抑制する生理作用を持つ。臨床的には胃酸分泌低下、胆嚢腫大、耐糖能異常などソマトスタチン分泌過剰を疑う症例を見た場合に測定する。
高値(血漿):Carcinoid症候群(十二指腸、空腸)、褐色細胞腫、甲状腺髄様癌、膵内分泌腫瘍、ソマトスタチン産生腫瘍、肺小細胞未分化癌、肺腺癌

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