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検査項目解説

検査名 トロンビン時間
英検査名 Thrombin Time
検体基準範囲 3.2%クエン酸Na血漿を検体とし、速やかに測定する。
血漿:正常対照血漿+3秒以内
測定法 凝固時間測定法
基準範囲出典 1.Greaves M, Preston FE: Approach to the bleeding patient. In Hemostasis and Thrombosis: Basic Principles and Clinical Practice. Fourth edition. Edited by RW Colman, J Hirsh, VJ Marder, et al: Philadelphia, JB Lippincott Company, 2001, pp 783-837
2.Funk C, Gmur J, Herold R, Straub PW: Reptilase-R: A new reagent in blood coagulation. Br J Haematol 1971 July;21(1):43-52
3.Latallo ZS, Teisseyre E: Evaluation of reptilase R and thrombin clotting time in the presence of fibrinogen degradation products and heparin. Scand J Haematol Suppl 1971;13:261-266
解説 トロンビン時間は被検血漿にトロンビンを加えフィブリンが析出するまでの時間を測定する検査で、フィブリノゲンの量的、質的異常のスクリーニング検査として用いる。異常値を認めたらフィブリノゲン定量、レプチラーゼ時間、遺伝子検査などを行う。
延長(血漿):先天性無(低)フィブリノゲン血症、先天性異常フィブリノゲン血症、播種性血管内凝固症候群、巨大血栓症、大量出血、蛇毒障害、ショック、重症肝障害、薬剤(血栓溶解剤、L-アスパラギナーゼ)

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