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検査項目解説

検査名 チモール混濁試験/チモール混濁反応
英検査名 Thymol Turbidity Test/TTT
検体基準範囲 検体は速やかに測定するか、冷蔵保存する。食後12時間の空腹時に採血が望ましい。
血清:0.5~6.5U(Kunkel単位)
測定法 日本消化器病学会肝機能研究班推奨法
基準範囲出典 1.北村 元仕:実践臨床化学 1版 (医歯薬出版):224-231,1974
2.門奈 丈之 他:日本臨床 53(増):163-166,1995
3.金井 正光,他:臨床検査法提要 第34版(金原出版):459,2015.
4.斎藤英胤ほか:チモール混濁試験(TTT),硝酸亜鉛混濁試験(ZTT).日医会誌 135:S161,2006
解説 TTTはクンケル混濁試験(ZTT)と同じ膠質反応の一種で、血清に蛋白変質試薬を加え生成される混濁によりアルブミンの減少とグロブリンの増加を推測し、血漿蛋白成分の量的異常を見る検査であるが、特異性に乏しく検査の意義は薄れつつある。臨床的にはIgMが増加すると混濁が強くなる。
高値(血清):急性肝炎、慢性肝炎、肝硬変、肝癌、慢性感染症、多発性骨髄腫、膠原病

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